2012年4月14日土曜日

モンペリエ日本人補習授業校 授業実施状況

モンペリエ日本語補習授業校では、日本人教師の下、日本の文部科学省検定合格教科書に準拠した国語の授業を年間36日行っております。

また国語の授業の他に、日本の季節の行事や、伝統芸能や作法を学ぶアトリエと呼ばれる授業も保護者ボランティアによって毎週行われております。外国生活では薄れがちな季節の移り変わりを感じ、日本では周りを見て自然に覚えることが出来るであろう事柄を意識的に学ぶことにより、日本文化への一層の理解を深めることを目的としています。過去のアトリエ課題としては、毎月の季節の行事(お正月、節分、ひな祭り、子供の日、七夕、十五夜、七五三など)に関する説明や製作はもちろん、日本の伝承遊び、書道、年賀状作成、紙芝居作成、演劇指導等がございました。

また、お弁当を持ってゴザを敷いて食べる日本ならではの遠足や、赤組と白組に分かれて行う日本式の運動会等も行い、小学部と幼稚部の生徒と保護者が一丸となりイベントの計画•実施をしております。

このように日本の学校の形式での授業や校外活動を行うことの有意性は、現地校にてフランス語の教育を受ける子供達が日本帰国する際、日本での学校生活により馴染みやすくすることにはもちろん、将来、日本とフランスの両国の文化知識•コミュニケーション能力を有し、日仏の架け橋になるであろう人材を育てることにもあると存じます。ラングドックルシヨン地域圏内では当校が唯一の日本人子女向けの教育機関であることより、在外公館からの情報の窓口として、また日本人保護者間での情報交換の場としての役割も果たしております。

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